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表面処理

表面処理(三価クロム化成処理)について

アルミ向けの防錆処理です。アルミ表面を処理剤により化学反応を起こさせ耐食性を向上させます。有害な六価クロムを含まず欧州などで規制されている六価クロメートの代替として用いられています。

耐食性について

表面処理後
塩水噴霧試験前
表面処理前
塩水噴霧試験96時間経過後

写真は塩水噴霧試験前と96時間経過後の表面処理無しのサンプルと弊社で表面処理を施したサンプルの耐食性比較になります。塩水噴霧試験とはJIS Z2371に準拠した表面処理製品の耐食性試験で山形県工業技術センターで実施しました。

表面処理の特徴

アルミ向けの防錆処理です。アルミ表面を処理剤による化学反応を起こさせ、耐食性を向上させます。有害な六価クロムを含まず欧州などで規制されている六価クロメートの代替として用いられています。

Point 01 耐食性を向上

三価化成処理によりアルミ表面に三価皮膜が形成されます。この皮膜は酸化アルミニウムの一種であり金属表面を保護し腐食や酸化から守ります。

Point 02 塗装品の下地処理

化成処理は金属表面の粗さを微細に調整する効果があり塗料が金属表面により密着しやすくなります。
そのため塗装の下地として化成処理を行うことで塗料の密着性が高まり塗膜の剥離や剥がれを防ぎます。

Point 03 亜鉛材にも使用可能

ZDC-2等の亜鉛材にも化成処理は可能です。しかし、アルミ材と比較して防錆性能は劣ります。
耐食性等はお問い合わせください。

表面処理の工程

洗浄

加工の際に付着する切削油を洗浄する事で防錆能力を向上させます。

一次水洗

水洗槽に浸漬しながら洗浄する事で製品表面に付着した洗浄液を洗い流します。

化成槽浸漬

化成槽に決められた時間浸漬し製品表面に化成被膜を形成します。

二次水洗

水洗槽に浸漬しながら洗浄する事で製品表面に付着した化成液を洗い流します。

乾燥・検査

水洗が終わった製品を乾燥炉に投入し化成被膜の焼き付け及び水分を蒸発させます。
その後、客先への不具合品が流出しない様一個一個検査します。